新千歳動物病院

北海道千歳市勇舞5丁目1番1号

電話番号0123-23-0055

ペットの病気

会陰ヘルニア(えいんへるにあ)

会陰とは、お尻のほうから見て、肛門の下辺り一帯のことで、会陰ヘルニアは高齢などにより会陰部の筋肉が落ち、薄くなった筋肉の間から直腸などの腹腔臓器がおなかの外にはみ出し、そこに便がたまってしまう病気です。
症状は、「便が細い」「排便時便が出にくそう」「肛門の横が腫れている」などで、肛門の斜め下から両脇にかけてがぽっこりと膨らみ、気づきます。
これは、中高齢の去勢していなく興奮しやすい比較的元気な犬のお尻の横に起こり、右側になることが多くみられます。
当院では、ほとんどの子が手術時に両側の筋肉が落ちていて、ヘルニアになっていないほうも手術することが多いです。

手術例

手術は筋肉と靭帯を糸でけっさつし、ヘルニア孔を閉じてしまいます。
本院ではヘルニア孔に異物をいれず、自分の筋肉で閉じていきます。
このワンちゃんは、現在手術後の再発はありません。

会陰ヘルニア 手術前

手術前

会陰ヘルニア 手術中

手術中

会陰ヘルニア 手術後

手術後